お役立ち情報

スーツケースの選び方と知識

国内線の機内持ち込みサイズについて

2009年12月1日より変更されています。
詳しい内容は以下で御確認ください。
ANAによる国内線機内持ち込みのパンフレット
PDFファイルにてご覧いただけます。ファイルを開くにはAdobe Readerが必要です。
お持ちで無い方は、以下より無償ダウンロードしてください。

どんな基準でスーツケースを選ぶべきか?

市場には1万円以下のスーツケースもたくさんありますが、品質が値段の通りというのが少なくありません。
素材、部品が安いというのが1つの理由です。

素材、部品が安いということはそれだ故障のリスクが高くなります。

1回限りの旅行で使い捨て感覚であれば超格安でも良いかも知れません。
(でも行きの空港まででハンドルが取れたという人もいます)

もし、新婚旅行の最中に壊れたとなると、せっかくの楽しい旅行に水を差します。

安いスーツケースを使い捨て感覚で旅行ごとに購入という方法もありますが廃棄の際の環境問題、処分費用などを考えると、できるだけいい物を長く使うことがこれからの時代は特に大切だど思います。ゴミは少ない方がいいです。

よって、数回は使用する、荷物がいつも多い場合は品質の良い商品をオススメします。

弊社はもともと鞄部品のメーカーであり、スーツケースの企画開発会社で、一般の店舗様よりも知識が豊富です。

以下にスーツケースを選ぶ時の機能部品のポイントをまとめましたのでご参考にして下さい。

サイズと容量

旅行の滞在期間、旅行先の季節による衣類の量、帰りのお土産の量などを考慮しましょう。
目安は下記の通りです。

旅行期間 容量 サイズ
1~3日 ~50L 55cm
3~5日 50~60L 60cm
5~8日 70~80L 67cm
8~10日 90~100L 75cm

素材

ABS樹脂

A:アクリロニトリス、B:ブタジエン、 S:スチレンの略
硬めのプラスチックで衝撃に強い素材、スーツケースのボディーは面積をとるので重たくなります。

PC 100%

ポリカーボネート樹脂

衝撃、耐熱、衝撃に強く、軽量な素材。
様々な分野で現在は使われていますが、スーツケースのような面積を取るような商品としては価格が高くなります。Roncato(ロンカート)のUno Zipは100% PCを使用しているので特に軽量です。

PC配合ABS

ポリカーボネートとABSの混合樹脂

上記単体の素材に比べ、中間的で現在のスーツケースに多く使われています。
PC100%に比べて重くはなりますが、その分価格がリーズナブルです。
重さはどちらの含有率が多いかで変わってきますが、通常ではその比率は表示されていません。

スーツケースの種類

フレーム式

ケースのフタ側と本体側に巻いてあるマチ幅のあるフレーム。開閉が簡単でスーツケース本体に受ける衝撃を和らげてくれます。
しかし、フレームはアルミ製の物が多く、極度の衝撃を受けるとフレームの歪みが発生し、開閉時にかみ合わせがずれる場合があります。
フレームの幅が大きいと安定し、小さいと衝撃に弱くなります。

ジッパー式

フレーム式よりも軽量です。開閉時にジッパーをぐるっと回すのが少し面倒です。当店の商品は、開閉がとても滑らかでスムースにできますが、安いジッパーの場合は途中でひっかかったり、止まったりします。特に急いでいる時はスムースなジッパーの方が便利です。

ジッパー式はナイフなどで切られて盗難されやすいのでは?という人もおられますが、あまり気にする必要はないと思います。

盗難の場合、わざわざ面倒なジッパーを切る前に、スーツケースごと持ち去っていきます。

ハンドル

これは重要な部品です。
通常は、ケースと立てた時に使うトップハンドル、ケースを横にした時に使うサイドハンドルの2本が装備されています。
階段を上り下りする時にハンドルが破損したら大変です。
プラスチック製が多いですが、握りやすく丈夫かどうか確認しましょう。

それと、ハンドルとスーツケース本体を固定している止め具にも注意。ハンドル自体が丈夫でも止め具が粗悪だとハンドルが抜け落ちる危険性があります。
止め具が(画像左下)がグラグラしないか確認しましょう。
(止め金具は色んなタイプがあります)

キャリーバー

ほとんどのスーツケースがキャリーバー(伸び縮み式)が付いています。
軽量のため、アルミ製が多いです。何段階かで止まるステップ式や自分の好きな所で止まる無段階式があります。
小柄な方は無段階式の方が走行するのに便利です。

錠前

現在、TSAロック対応のものが増えています。

TSAロックとは

米国内で施錠したまま荷物を預けることができます。TSAロック以外の錠前で施錠されていた場合は、錠前を壊して検査されることもありますので米国(ハワイ、グアムを含む)ではTSAロック付をおすすめします。錠前に上記のようなロゴの右側のひし形マークが付いているので分かります。

ロックの種類

ロックはスーツケースを開閉するのに重要な部品です。スムースにロック、解除出来るか確認しましょう。当店では1個ずつ検品していますが、他店でご購入される場合、不安があれば、検品の有無をお店に問い合わせてみてください。

ダイヤルロック

通常、3連の数字を組み合わせて自分の暗証番号を設定します。
他人に開けられる心配は少ないですが、暗証番号を忘れたら大変です。
忘れないようにメモをして、保管しておきましょう。また、番号を設定する時は説明書に従って正確に行い、正しく設定されたか確認してください。

ホコリや異物が錠前の中に入ると、ダイヤルが回りにくい、回らないとう原因になりますので、長期使用しない場合はきれいにして保管しましょう。

キーロック

カギを差し込み回して施錠するタイプ。ダイヤルロックのように暗証番号の設定がありません。暗証番号があった方が便利そうにも思えますがそれほど意識する必要はないと思います。盗難等の場合、暗証番号を解読してケースを開けるよりも、ケース本体を持ち去ってしまいます。

予備のキーがある場合は、スーツケースに入れずに他の場所に収納してください。万一、1つのキーを無くしても予備のキーで開けれます。

ジッパーロック

ジッパー式のキャリーの場合、ジッパーの引き手を錠前に引っ掛けます。
スライド式や両端をつまんで開けるタイプがあります。

ジッパーロックで3連のダイヤルロック式もあります。
ジッパーロックには、カギを差し込むキーロックが付いていますが、これはTSA職員がケースを開ける時のもので、お客様のロック機能ではありません。

キャスター(コマ)

これも重要な部品です。旅の途中で破損や取れてしまったら大変。
走行音を気にされる人が多いですが、その前にやはり耐久性。
見た目だけでは分かりにくいですが、ポイントとしては、ケース本体にしっかりと固定してあること、車輪がちゃんとスムースに動くか確認しましょう。

2輪タイプ

ケースを立てて置いた時に安定間があります。小さなケースは2輪タイプが多いです。

4輪タイプ

ケースの走行性が良いです。狭い所もケースをタテにして走行できるので便利。
ただ、階段等を上り下りする時に階段に強くぶつけると破損の原因になるので注意しましょう。
また、坂道などでは手を離すと、転がってしまうので必ずハンドルやキャリーバーを持つようにしてください。

収納時に気をつける点

ハードケースの場合、ソフトケースと比較して外からの衝撃は強いですが、最近のPC(ポリカーボネート)は衝撃に強いですが、比較的柔らかい素材ですので割れやすい物を収納する時は、安全のためにもクッション材やタオルに巻くなどして保護しましょう。

ジッパー式の場合、衣類等をジッパーに挟んでしまうとジッパーの開閉が出来なくなる場合がありますので、ケースの中に収納品をしっかりと収納できたかを確認しましょう。

スーツケースの破損のチェック

空港で、ターンテーブルから荷物を受け取ったら破損箇所がないかチェックしましょう。

荷物を預ける際に異常がなくても、輸送中の取扱いによっては破損する場合があるかもしれません。

もし、破損を発見したらご利用の航空会社のクレームカウンターへ申請して修理依頼をしましょう。
帰宅してから気づいても遅いので、必ず到着したらすぐに確認しましょう。
旅行保険をかけておくと更に安心です。

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